Googleスプレッドシートでテキスト関数をマスターしよう!
Googleスプレッドシートでテキストデータを操作する際には、LEFT、RIGHT、MID関数が非常に役立ちます。
このブログでは、これらの関数の基本的な使い方から応用例までを詳しく解説します。
テキストデータの処理に役立つ知識を身につけ、スプレッドシートでの作業効率を向上させましょう!
LEFT関数とは
LEFT関数は、指定した文字列のうち左端からの文字を取得するために使用されます。
読み方:レフト
LEFT関数の構文
=LEFT(テキスト, 文字数) |
項目 | 説明 |
テキスト | 【必須】対象の文字列、セル |
文字数 | 【任意】左端から抽出する文字数 |
文字数は、指定しなくても実行されますが空の文字列が返されます。0を指定した時も同様に空の文字列が返されます。また、テキストの長さよりも大きな値を指定した場合はテキスト全体が返されます。
LEFT関数の使い方
LEFT関数を使った例を見てみましょう。
住所が入っているセルから「東京都」を抜き出してみましょう。
式 | 結果 |
=LEFT(A2,3) | 東京都 |
この関数をB4セルまでドラッグダウンすることで、他のセルにも同じ処理が適用されます。
RIGHT関数とは
RIGHT関数は、指定した文字列のうち右端からの文字を取得するために使用されます。
読み方:ライト
RIGHT関数の構文
=RIGHT(テキスト, 文字数) |
項目 | 説明 |
テキスト | 【必須】対象の文字列、セル |
文字数 | 【任意】右端から抽出する文字数 |
RIGHT関数の使い方
RIGHT関数を使った例を見てみましょう。
住所が入っているセルから地名を抜き出してみましょう。
式 | 結果 |
=RIGHT(A2,3) | 恵比寿 |
この関数をC4セルまでドラッグダウンすることで、他のセルにも同じ処理が適用されます。
MID関数とは
本文: MID関数は、指定した文字列から任意の位置から任意の文字数だけを取得するために使用されます。
読み方:ミッド
MID関数の構文
説明: MID関数の基本的な構文は以下の通りです。
=MID(テキスト, 開始位置, 文字数) |
項目 | 説明 |
テキスト | 【必須】対象の文字列、セル |
開始位置 | 【必須】抽出を開始する位置 |
文字数 | 【必須】右端から抽出する文字数 |
MID関数の使い方
住所が入っているセルから「区」を抜き出してみましょう。
式 | 結果 |
=MID(A2,4,3) | 渋谷区 |
この関数をC4セルまでドラッグダウンすることで、他のセルにも同じ処理が適用されます。
LEFT関数、RIGHT関数、MID関数の応用例
各関数の応用例をいくつか示します。
文字列の長さを返す『LEN関数』や特定の文字が出てくる位置を返す『FIND関数』を使用するとさらに幅を広げることができますので参考にしてください。
LEFT関数の応用例
1. 電話番号から市外局番を抽出
電話番号の上2桁の上2桁など、桁数が決まっているものはそのまま抽出したい文字数を指定してあげることで簡単に抽出することができます。
2. 特定の文字までのデータを抽出
『FIND関数』を用いて「空白」を見つけ、そこまでの文字を抽出できます。これにより抽出したい文字列の長さが不定でも指定した文字までを抽出できるようになります。
3. 特定の文字列から後ろの文字を除外
『LEN関数』を用いることで後ろの文字数が一定であれば除外して欲しい文字だけを抽出することも可能です。
RIGHT関数の応用例
1. ファイル名から拡張子を抽出
拡張子のようにファイル名の後ろについているものに対して抽出したい文字数を指定することで抽出することができます。
2. 数字を右詰めにする
不揃いの桁数の数字を整えることもできます。文字列の前半に「000」などを&で繋げ、そこから抽出することで右詰めにすることができます。
3. 特定の文字列から後ろの文字を抽出
『LEN関数』と『FIND関数』を組み合わせることで特定の文字から後ろの文字だけを抽出することができます。
今回は「空白」セルから後ろにしましたが拡張子を抽出する例においては「” “」を「.」にすると.xlsxや.docxなどの拡張子が混ざっていても抽出することができるのです。
MID関数の応用例
ウェブサイトのURLからドメイン部分を抽出
特定の文字から文字までの間を抽出したいときにはMID関数が役立つので、ここまで知っているとデータ処理の効率が劇的に上がります。
まとめ
GoogleスプレッドシートのLEFT、RIGHT、MID関数はテキストデータの操作に便利です。
これらの関数を使うことで、データ処理を効率化し、必要な情報を簡単に抽出していきましょう!
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