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Googleスプレッドシートの便利な関数30選:作業効率UP間違いなし!

Googleスプレッドシートの便利な関数30選

Googleスプレッドシートの関数をうまく活用することで、業務の効率化や生産性向上に繋がります。

しかし、多種多様な関数の中からどれを使えば良いか迷ってしまうと思います。

そこで、この記事ではよく使われるGoogleスプレッドシートの関数30選を紹介します。

これらの関数をマスターすることで、データ処理や分析のスキルを向上させ、業務における効率的な作業を実現していきましょう!

目次

便利なGoogleスプレッドシートの基本関数15選

『SUM関数』数値の合計を計算

『SUM関数』は、売上データや予算管理など、数値データの合計を計算する際によく使われます。たとえば、複数の商品の売上金額を合計して総売上を算出したり、複数の予算項目の金額を合計して総予算を計算するのに便利です。

=SUM(値1, [値2, …])

値1、値2などは、合計を計算したい数値またはセルの範囲を指定します。

『AVERAGE関数』数値の平均値を計算

『AVERAGE関数』は、試験の点数や製品の評価など、数値データの平均値を求める際に役立ちます。たとえば、複数の生徒の試験結果を平均化してクラス全体の平均点を算出するのに使用されます。

=AVERAGE(値1, [値2, …])

値1、値2などは、平均値を計算したい数値またはセルの範囲を指定します。

『MAX関数』数値の最大値を取得

『MAX関数』は、在庫管理やデータの最大値を把握する際に使われます。たとえば、複数の商品の在庫数の中から最も在庫が多い商品の在庫数を取得したり、複数のセンサーデータから最大値を抽出するのに便利です。

=MAX(値1, [値2, …])

値1、値2などは、最大値を求めたい数値またはセルの範囲を指定します。

『MIN関数』数値の最小値を取得

『MIN関数』は、在庫管理やデータの最小値を探す際に役立ちます。たとえば、複数の商品の在庫数の中から最も在庫が少ない商品の在庫数を取得したり、センサーデータの中から最小値を見つけるのに使用されます。

=MIN(値1, [値2, …])

値1、値2などは、最小値を求めたい数値またはセルの範囲を指定します。

『COUNT関数』数値の数を数える

『COUNT関数』は、データの数を数える際に使われます。たとえば、特定の条件を満たすデータの数を数えたり、データセット内の有効なエントリーの数をカウントするのに便利です。

=COUNT(値1,[ 値2, …])

値1、値2などは、数えたいセルの範囲を指定します。

『IF関数』条件によって値を返す

『IF関数』は、条件によって異なる値を返す際に使われます。たとえば、売上が目標を達成した場合に「達成」と表示し、達成していない場合に「未達成」と表示するような場合に使用されます。

=IF(条件式, 真の場合の値, 偽の場合の値)

条件式は条件を表し、真の場合の値と偽の場合の値を指定します。

『VLOOKUP関数』垂直方向にセルを検索して値を返す

『VLOOKUP関数』は、特定の値に対応するデータを取得する際に使用されます。たとえば、製品コードから製品名を検索し、それに対応する価格を取得するのに便利です。

=VLOOKUP(検索値, 範囲, インデックス, [ソート済みか])

検索値は検索する値、範囲は検索する範囲、インデックスは返す値の位置(何番目の列か)を指定します。ソート済みかは省略可能です。

『HLOOKUP関数』水平方向にセルを検索して値を返す

『HLOOKUP関数』もVLOOKUP関数と同様に、データの検索に使用されますが、水平方向にセルを検索します。たとえば、特定の製品名からその製品の仕様を取得するのに使用されます。

=HLOOKUP(検索値, 範囲, インデックス, [ソート済みか])

引数はVLOOKUP関数と同様ですが、検索を水平方向に行います。

『CONCATENATE関数』 文字列を連結する

『CONCATENATE関数』は、複数の文字列を結合する際に使われます。たとえば、名前と姓を結合してフルネームを作成するのに便利です。

=CONCATENATE(文字列1, [文字列2, …])

文字列1、文字列2などは、連結したい文字列を指定します。

『LEN関数』文字列の長さを返す

『LEN関数』は、文字列の長さを返す際に使用されます。たとえば、特定のテキストメッセージが規定の長さを超えているかどうかを確認するのに役立ちます。

=LEN(文字列)

文字列の長さを求めます。

『DATE関数』年、月、日を指定して日付を作成

『DATE関数』は、日付を表す値を作成する際に使用されます。たとえば、特定の年月日を指定して、ある日付を作成するのに便利です。例えば、特定の日付の曜日や月を抽出するためにも利用されます。

=DATE(年, 月, 日)

年、月、日を指定して日付を作成します。

『TODAY関数』今日の日付を返す

『TODAY関数』は、現在の日付を返す際に使用されます。たとえば、特定の日付と現在日付の差を計算したり、期限までの残り日数を計算するのに便利です。

=TODAY()

今日の日付を返します。

『NOW関数』現在の日時を返す

『NOW関数』は、現在の日時を返す際に使用されます。たとえば、特定の時間と現在時刻の差を計算したり、特定の日時に対して経過した時間を計算するのに便利です。

=NOW()

現在の日時を返します。

『LEFT関数』文字列の左端から指定した数の文字を抽出

『LEFT関数』は、文字列の左端から指定した数の文字を抽出する際に使用されます。たとえば、電話番号などの文字列から国コードを抽出するのに便利です。

=LEFT(文字列, 取得する文字数)

文字列から左端から指定した文字数を抽出します。

『RIGHT関数』文字列の右端から指定した数の文字を抽出

『RIGHT関数』は、文字列の右端から指定した数の文字を抽出する際に使用されます。たとえば、ファイルの拡張子を抽出するのに便利です。

=RIGHT(文字列, 取得する文字数)

文字列から右端から指定した文字数を抽出します。

便利なGoogleスプレッドシートの応用関数10選

『QUERY関数』データ範囲に対してSQLスタイルのクエリを実行

『QUERY関数』は、GoogleスプレッドシートでデータをSQLスタイルのクエリで処理するための関数です。データベースのように、データを検索、フィルタリング、集計することができます。たとえば、売上データから特定の商品の売上高を抽出したり、顧客リストから特定の地域の顧客を検索するのに使用されます。

=QUERY(データ範囲, クエリ文字列, [ヘッダー])

データ範囲から指定したクエリを実行します。

『ARRAYFORMULA関数』配列演算を適用

『ARRAYFORMULA関数』は、配列演算を適用して、セルの範囲に関数を適用するための便利な関数です。これにより、1つの関数を複数のセルに一度に適用することができます。たとえば、データセットの各行に対して同じ計算を行ったり、数式を複数のセルに一度に入力するのに役立ちます。

=ARRAYFORMULA(式)

式を配列として計算します。

『MATCH関数』検索値と配列内の値が一致する位置を見つける

『MATCH関数』は、検索値と配列内の値が一致する位置を見つけるための関数です。たとえば、リスト内で特定の商品コードが何番目にあるかを知るために使用されます。

=MATCH(検索値, 検索範囲, [検索方法])

検索値が検索範囲内で最初に出現する位置を返します。

『INDEX関数』配列内のセルの値を取得

『INDEX関数』は、配列内の特定のセルの値を取得するための関数です。データが表形式で整理されている場合、特定の行と列からデータを取得するのに使用されます。たとえば、先述のMATCH関数と組み合わせることで特定の商品コードに対応する商品名を取得するのに利用されます。

VLOOKUP関数と似たような使い方がですが、こちらの良いところは検索キーが必ずしも左端になくてもよいところです!

=INDEX(配列, 行番号, [列番号])

配列内の指定した行と列にある値を取得します。

『IFERROR関数』式の評価中にエラーが発生した場合に代替値を返す

『IFERROR関数』は、式の評価中にエラーが発生した場合に代替値を返すための関数です。たとえば、数式でエラーが発生した場合に「エラー」と表示する代わりに、代替の値を表示するのに使用されます。

=IFERROR(式, 代替値)

式の評価中にエラーが発生した場合に代替値を返します。

『REGEXEXTRACT関数』正規表現に一致する部分文字列を抽出

『REGEXEXTRACT関数』は、正規表現に一致する部分文字列を抽出するための関数です。たとえば、特定のパターンに一致するメールアドレスや電話番号を抽出するのに便利です。

=REGEXEXTRACT(文字列, 正規表現)

正規表現に一致する部分文字列を抽出します。

『COUNTIF関数』条件に一致するセルの数を数える

『COUNTIF関数』は、条件に一致するセルの数を数えるための関数です。たとえば、特定の条件を満たす売上データの数を数えたり、特定の条件を満たす顧客の数を数えたりするのに使用されます。

=COUNTIF(範囲, 条件)

条件に一致するセルの数を数えます。

『SUMIF関数』条件に一致するセルの合計を計算

『SUMIF関数』は、条件に一致するセルの合計を計算するための関数です。たとえば、特定のカテゴリに属する商品の売上合計を計算したり、特定の地域の顧客の売上合計を計算するのに使用されます。

=SUMIF(範囲, 条件, [合計範囲])

条件に一致するセルの合計を計算します。

『AVERAGEIF関数』条件に一致するセルの平均値を計算

『AVERAGEIF関数』は、条件に一致するセルの平均値を計算するための関数です。たとえば、特定の条件を満たす製品の価格の平均値を計算したり、特定の条件を満たす顧客の年齢の平均値を計算するのに使用されます。

=AVERAGEIF(範囲, 条件, [平均範囲])

条件に一致するセルの平均値を計算します。

『SUMIFS関数』 複数の条件に一致するセルの合計を計算

『SUMIFS関数』は、複数の条件に一致するセルの合計を計算するための関数です。たとえば、特定の地域かつ特定の商品カテゴリに属する商品の売上合計を計算するのに使用されます。

=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2, …])

複数の条件に一致するセルの合計を計算します。

知っておくと便利なGoogleスプレッドシート独自の関数5選

『GOOGLEFINANCE関数』ファイナンシャルデータを取得(株価、市場情報など)

『GOOGLEFINANCE関数』は、株価や市場情報などのファイナンシャルデータをGoogleスプレッドシートに取得するための便利な関数です。これにより、株式や通貨の価格をリアルタイムで追跡したり、投資の意思決定を支援するのに役立ちます。

=GOOGLEFINANCE(銘柄, 属性, 開始日, 終了日, 周期)

指定した銘柄に関する金融データを取得します。属性には、取得したい情報(”price”、”volume”など)を指定します。開始日と終了日でデータの範囲を指定し、頻度でデータの取得間隔を指定します。

例はAPPLEの株価を1月分抽出したものになります。

『IMPORTXML関数』XML や HTML データから情報をインポート

『IMPORTXML関数』は、XMLやHTML形式のデータから情報をGoogleスプレッドシートにインポートするための関数です。ウェブサイトからテーブルやリストなどのデータを自動的に取得したり、Webページの特定の情報を抽出するのに便利です。

=IMPORTXML(URL, クエリ)

指定したURLの情報を抽出します。クエリはXPath形式で指定します。

例はtenki.jpのサイトから中央区の今日の天気と明日の天気を抽出したものです。

『IMPORTRANGE関数』別のスプレッドシートから範囲をインポート

『IMPORTRANGE関数』は、Googleスプレッドシートで別のスプレッドシートから範囲をインポートするための関数です。この関数を使用すると、別のスプレッドシートの特定の範囲を取得して、現在のスプレッドシートに表示することができます。

=IMPORTRANGE(“スプレッドシートのURL”, “インポートしたい範囲”)

インポート元のスプレッドシートのURL(IDでも可)とインポートしたい範囲を指定します。

「Loading…」>「これらのシートをリンクする必要があります」と出るので、「アクセス許可」を押しましょう。

『GOOGLETRANSLATE関数』テキストを他の言語に翻訳

『GOOGLETRANSLATE関数』は、テキストを他の言語に翻訳するための関数です。たとえば、複数言語で書かれたデータを統一された言語に翻訳して分析するのに便利です。

=GOOGLETRANSLATE(テキスト, ソース言語, 目標言語)

指定したテキストをソース言語から目標言語に翻訳します。ソース言語と目標言語は、ISO 639-1コード(2文字の言語コード)で指定します。

『SPARKLINE関数』小さなチャートを作成してデータの傾向を視覚化

『SPARKLINE関数』は、小さなチャートを作成してデータの傾向を視覚化するための関数です。データセット内の数値の変化やパターンを簡潔に表示するのに役立ちます。たとえば、日々の売上データを見える化して、トレンドや季節性を把握するのに使用されます。

=SPARKLINE(データ, [オプション])

データ範囲から小さなチャート(スパークライン)を作成できます。オプション引数を使用して、チャートの種類やスタイルをカスタマイズすることもできます。

まとめ

Googleスプレッドシートの関数を使うと、業務の効率化やデータ分析がスムーズに行えるようになります。

この記事では、便利な基本関数から応用関数まで、30種類の関数を紹介しました。

基本関数では、数値の合計や平均、最大値、最小値などを計算する『SUM』『AVERAGE』『MAX』『MIN』、条件に一致するセルの数を数える『COUNT』や条件によって値を返す『IF』などがあります。また、配列演算を行う『ARRAYFORMULA』や正規表現による部分文字列の抽出ができる『REGEXEXTRACT』などの応用関数も取り上げてみました。

さらに、金融データを取得する『GOOGLEFINANCE』やウェブサイトから情報をインポートする『IMPORTXML』、別のスプレッドシートからデータ参照する『IMPORTRANGE』、テキストの翻訳を行う『GOOGLETRANSLATE』最後に、データの傾向を視覚化するための『SPARKLINE』関数など、Googleスプレッドシート独自の便利な関数も紹介しました。

これらの関数を駆使することで、データ処理や分析の作業を効率的にしていきましょう!

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この記事を書いた人

30代の会社員です。仕事でスプレッドシートを使っていて自分で困ったこと、周りが困っていたことの解決方法について皆さんにも共有していきたいと思っています!

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