スプレッドシートでのデータ数え方:COUNT関数とCOUNTA関数の活用法
データ処理や分析において、COUNT・COUNTA関数も欠かせないツールの1つです。
この関数は、特定の条件を満たすデータの数を数えるのに役立つのですが、皆さんは使い方やその活用方法を十分に理解しているでしょうか?
今回はCOUNT関数とCOUNTA関数について説明していきますので、データを扱う上で役立つテクニックを身につけましょう!
COUNT関数とは
『COUNT関数』は、スプレッドシートで指定されたセル範囲内で数値が入力されているセル数を数える関数です。
読み方:カウント
COUNT関数の構文
=COUNT(値1, [値2, …]) |
項目 | 説明 |
値1 | 【必須】数えたいセル、範囲 |
値2 | 【任意】追加で数えたいセル、範囲 |
カンマ「,」で区切ることで数えたいセルをどんどん追加していくことができます。
COUNT関数の基本的な使い方
実際に使ってみましょう。
数値と文字列が混じったサンプルに対してCOUNT関数を使ってみましょう。
COUNT関数は数値のみを数え、A2:A6セルで数値のセル数は4つありますので、COUNT関数の結果は「4」となります。
数式 | 結果 |
=COUNT(A2:A6) | 4 |
データに空白があるときの答えも「4」となります。
数式 | 結果 |
=COUNT(A2:A6) | 4 |
では、最初のサンプルデータでデータの数値や文字列に関係なくデータの個数を知りたいときはどうするのでしょう?
そんなときは、COUNTA関数を使います。
COUNTA関数とは
『COUNTA関数』は、スプレッドシートで指定されたセル範囲内で空白以外のすべてのセルの数を数える関数です。
読み方:カウントエー/カウンタ
数値や文字列、数式、エラー値など、セルに入力されたあらゆる種類のデータをカウントします。
COUNTA関数の構文
COUNTA関数の構文はCOUNT関数と特に変わりません。
=COUNTA(値1, [値2, …]) |
項目 | 説明 |
値1 | 【必須】数えたいセル、範囲 |
値2 | 【任意】追加で数えたいセル、範囲 |
カンマ「,」で区切ることで数えたいセルをどんどん追加していくことができます。
COUNTA関数の基本的な使い方
最初のサンプルデータでCOUNTA関数を使ってみましょう。
COUNTA関数は文字列も数え、A2:A6セルで数値や文字列のセル数は5つありますので、COUNTA関数の結果は「5」となります。
数式 | 結果 |
=COUNTA(A2:A6) | 5 |
データの空白は数えませんので答えはCOUNT関数と同様「4」となります。
数式 | 結果 |
=COUNTA(A2:A6) | 4 |
COUNT関数・COUNTA関数を使うときの注意点
COUNT関数・COUNTA関数の使い分けも含め、特に以下の2点について注意してください。
・データの種類に注意:COUNT関数は数値のみ、COUNTA関数は空白以外のすべてのデータをカウント
・範囲の指定に注意:範囲外のセルが含まれていると、誤った結果が返される可能性があるので正確なセル範囲を指定すること
まとめ
COUNT関数とCOUNTA関数は、スプレッドシートでデータを数えるときに役立つツールです。
COUNT関数は数字だけを数えるのに使えて、COUNTA関数は空白以外のセルの数を数えることができます。
適切なツールを使い分けて分析に役立てて行ってください!
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