スプレッドシートのデータ解析を効率化するためのAVERAGE関数の使い方
スプレッドシートを使ったデータ解析や計算作業を行う際に、平均値を素早く求める時に頼りになるのが、AVERAGE関数です。
この関数を使えば、複数の数値データの平均を簡単に計算できます。
一緒にAVERAGE関数をマスターし、データ解析のスキルを向上させましょう!
AVERAGE関数とは
『AVERAGE関数』は、スプレッドシートで指定されたセル範囲の数値の平均を計算する関数です。
読み方:アベレージ
AVERAGE関数の構文
=AVERAGE(値1, [値2, …]) |
項目 | 説明 |
値1 | 【必須】平均するセル、範囲 |
値2 | 【任意】追加で平均するセル、範囲 |
カンマ「,」で区切ることで平均したい値をどんどん追加していくことができます。
AVERAGE関数の基本的な使い方
実際に使ってみましょう。
ある中学1年生のクラスのテストの点数を平均してみましょう。
ある生徒のテスト結果を平均したい場合、それぞれの行に対してB列からF列の範囲を選択することで平均することができます。
=AVERAGE(B2:F2) |
教科ごとの点数を平均したい場合、それぞれの列に対して2行目から4行目の範囲を選択することで平均することができます。
=AVERAGE(B2:B4) |
1列、1行だけでなく、大きな範囲を平均することもでき、1組の生徒全員で各教科を平均したいときは以下のようにして合計することができます。
=AVERAGE(B2:F4) |
※書式を指定していない場合平均値は、割り切れるところまで計算されます。
メニューバーの「小数点以下の桁数を減らす(増やす)」をクリックして調整しましょう。
その時、表示としては1つ下の桁が四捨五入され表示されますが、データとしては保持されていますのでご安心ください!
また、離れたセルを平均することもできます。
この中学校1年生の中での国語の成績を平均したいときは
=AVERAGE(B2:B4,B8:B10,B14:B16) |
POINT
- 範囲を平均→平均計したい範囲の最初のセルと最後のセルを「:」コロンで繋げる
- 離れたセルを平均→平均したいセル同士を「,」カンマで繋げる
※範囲を「,」カンマで繋げていくのも可能!
AVERAGE関数を使うときの注意点
AVERAGE関数だけでなく関数を入力する際全般で気を付けていただきたいことは
- 構文には半角の英数字と記号を使うこと:全角文字や漢字を使うと関数が認識されずエラーが発生する可能性がある
- 対象となるセルには数字のみ:文字や記号が入っていると計算ができない(文字のセル以外を計算する)
これらの注意点を守り、スプレッドシートで計算していきましょう。
まとめ
『AVERAGE関数』は、スプレッドシートで数字の平均値を求める基本的な機能です。
スプレッドシートを使用してデータ解析や計算を行う際、AVERAGE関数は素早く平均値を求める頼りになるツールです。
関数を使う際には半角の英数字と記号を使い、対象のセルには数字のみが含まれていることを確認しましょう。
これらを守って、スプレッドシートでの計算作業をスムーズに行っていきましょう!
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