スプレッドシートのワイルドカードをマスターしよう
スプレッドシートで効率的にデータを操作する際、ワイルドカードは非常に便利なツールです。ワイルドカードとは、特定の文字列の一部を曖昧に指定するための記号のことで、検索や条件指定に役立ちます。本記事では、Googleスプレッドシートで使えるワイルドカードに対応した関数や、実際の使い方を具体例を交えて解説します。データ操作をスムーズに進めるためのコツも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ワイルドカードとは?その基本的な役割
ワイルドカードとは、データ検索や一致条件を指定する際に使う記号のことです。Googleスプレッドシートでは、以下の2つが一般的なワイルドカードとして使われます。
1. アスタリスク (*):任意の文字列に一致します。
例:*apple は「○○apple」のような文字列全てに一致。
2. 疑問符 (?):任意の1文字に一致します。
例:t?p は「top」や「tip」などに一致。
これらのワイルドカードは、主に検索やフィルター機能で役立ちますが、特定の関数内でも活用可能です。次のセクションで詳しく解説します。
ワイルドカードを使える関数
Googleスプレッドシートでワイルドカードが使える関数は以下の通りです。これらの関数で、「*」(任意の文字列)や「?」(任意の1文字)のワイルドカードを利用できます。
1. COUNTIF関数
条件を満たすセルの数をカウントします。
• ワイルドカードの使用例:
=COUNTIF(A1:A10, “*apple*”)
→ 「apple」を含むセルの数をカウントします。
2. COUNTIFS関数
複数の条件を満たすセルをカウントします。
• ワイルドカードの使用例:
=COUNTIFS(A1:A10, “*apple*”, B1:B10, “?r*nge”)
→ A列に「apple」を含み、B列に「range」形式の文字列があるセルをカウントします。
3. SUMIF関数
条件を満たすセルの合計を計算します。
• ワイルドカードの使用例:
=SUMIF(A1:A10, “*apple*”, B1:B10)
→ A列で「apple」を含む行のB列の値を合計します。
4. SUMIFS関数
複数条件での合計を計算します。
• ワイルドカードの使用例:
=SUMIFS(C1:C10, A1:A10, “*apple*”, B1:B10, “?r*nge”)
→ A列に「apple」を含み、B列に「range」形式の文字列がある行のC列の値を合計します。
5. FILTER関数
条件を満たすデータを抽出します。
• ワイルドカードの使用例:
=FILTER(A1:A10, A1:A10=”*apple*”)
→ 「apple」を含むセルを抽出します。
6. SEARCH関数
特定の文字列がセル内に存在するかを確認します(正確にはワイルドカードそのものではなく類似の挙動が可能)。
• ワイルドカードの使用例:
=SEARCH(“?at”, A1)
→ A1セル内で「cat」「bat」などに一致するかを調べます。
7. QUERY関数
データ範囲をSQL風のクエリで抽出します(正規表現を使用することでワイルドカードの挙動を再現可能)。
• ワイルドカードの使用例:
=QUERY(A1:B10, “SELECT A WHERE A LIKE ‘%apple%'”, 1)
→ A列に「apple」を含む行を抽出します。
8. REGEXMATCH関数
正規表現(正規表現はワイルドカードの拡張機能のようなもの)を使用して、特定のパターンに一致するかを判定します。
• 使用例:
=REGEXMATCH(A1, “.*apple.*”)
→ A1セルに「apple」が含まれていればTRUEを返します。
9. REGEXREPLACE関数
正規表現で一致する部分を他の文字列に置き換えます。
• 使用例:
=REGEXREPLACE(A1, “.*apple.*”, “fruit”)
→ A1セルに「apple」が含まれる場合、その部分を「fruit」に置き換えます。
10. REGEXEXTRACT関数
正規表現で一致した部分を抽出します。
• 使用例:
=REGEXEXTRACT(A1, “ap.le”)
→ A1セル内の「apple」や「apale」など、正規表現に一致する文字列を抽出します。
11. MATCH関数
ワイルドカードを使用して検索値の位置を取得します。
• 使用例:
=MATCH(“*apple*”, A1:A10, 0)
→ A1:A10の中で「apple」を含む最初のセルの位置を返します。
12. UNIQUE関数
厳密にはワイルドカードを直接指定できませんが、FILTERやQUERYと組み合わせることで条件付きのユニーク値抽出が可能です。
• 使用例:
=UNIQUE(FILTER(A1:A10, A1:A10=”*apple*”))
→ 「apple」を含むユニークな値を抽出します。
13. ARRAYFORMULA関数
他の関数と組み合わせて範囲全体にワイルドカード条件を適用できます。
• 使用例:
=ARRAYFORMULA(IF(REGEXMATCH(A1:A10, “.*apple.*”), “Match”, “No Match”))
→ A1:A10の中で「apple」が含まれるセルに「Match」を表示します。
14. TEXTJOIN関数
FILTERやREGEXMATCHと組み合わせることで、ワイルドカード条件を満たすデータをまとめて連結できます。
• 使用例:
=TEXTJOIN(“, “, TRUE, FILTER(A1:A10, REGEXMATCH(A1:A10, “.*apple.*”)))
→ A1:A10の中で「apple」を含むセルをカンマ区切りで連結します。
15. SUBSTITUTE関数
ワイルドカードそのものではなく、特定の文字列を置き換える際に活用できます。
• 使用例:
=SUBSTITUTE(A1, “ap?le”, “fruit”)
→ A1内の「ap?le」形式の文字列を「fruit」に置き換えます(疑問符は明示的に正規表現と併用する必要があります)。
16. SORT関数(間接的な利用)
FILTERやQUERYで抽出したワイルドカード条件付きのデータを並べ替えるのに利用できます。
• 使用例:
=SORT(FILTER(A1:A10, A1:A10=”*apple*”))
→ 「apple」を含むデータを昇順に並べ替えます。
17. IF関数
IF関数自体はワイルドカードを直接サポートしていませんが、IF関数と他のワイルドカード対応関数(例: REGEXMATCH、SEARCHなど)を組み合わせることで、ワイルドカードのような条件判定を実現できます。
• 使用例:
=IF(COUNTIF(A1,”大阪府*”)=1,”○”,”×”)
→ A1セルが「大阪府」から始まる場合、「○」を返します。

18. IFS関数
複数の条件分岐を作成できます。正確にはワイルドカード専用ではありませんが、REGEXMATCHやSEARCHと組み合わせることで活用できます。
• 使用例:
=IFS(REGEXMATCH(A1, “.*apple.*”), “Apple Found”, TRUE, “Not Found”)
→ A1セルに「apple」が含まれている場合、「Apple Found」を返します。
補足情報
Googleスプレッドシートでのワイルドカード機能は、以下の場面で正規表現(REGEX系関数)と併用するとさらに柔軟性が高まります。ワイルドカードを単独で使用できない場合でも、正規表現で類似の動作を再現できます。
これらを駆使することで、データ操作や分析が格段に効率的になります。
ワイルドカードを使用する際の注意点
ワイルドカードを使う際には、いくつかの注意点があります。
1. 適切な範囲指定が必要
ワイルドカードは曖昧検索を可能にしますが、不必要に広範囲の結果を取得することがあります。条件を具体的にすることが大切です。
2. 一部関数では使用不可もしくは条件付きでの使用
例えば、VLOOKUP/HLOOKUP/XLOOKUPではワイルドカードは部分的にしか機能しません。一部の柔軟な検索はSEARCH関数やFILTER関数との組み合わせが必要です。
3. エラー処理の設定
ワイルドカード使用時にエラーが出る場合、IFERRORを使ってエラーを回避すると便利です。
例:=IFERROR(FILTER(A2:A10, A2:A10=”*apple*”), “該当なし”)
これらのポイントを押さえれば、ワイルドカードをより効率的に活用できます。
まとめ
Googleスプレッドシートで使えるワイルドカードは、データ操作を簡略化する強力なツールです。特に「*」や「?」を活用すれば、柔軟な検索や条件指定が可能です。本記事で紹介したFILTERやCOUNTIFなどの関数を活用し、業務効率を大幅に向上させましょう。ただし、使用する際は注意点を意識し、不必要なエラーを防ぐ工夫も取り入れてください。ワイルドカードの活用に慣れれば、スプレッドシートでの作業がさらにスムーズになるでしょう。
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